こんにちは、最近(2019年7月)レザークラフトを始めた彼氏です。
ここでは革包丁の使い方についての上達の過程を記していきます。
「革包丁」ってなに?
まずは「革包丁」、知らない人に簡単に説明すると、革を切るための道具です。
一見するとノミにも似た形状ですね。
「革を切るのって、カッターやハサミじゃダメなの?」とお思いの方。
そうですね、別にダメではないです。
ですが、使い比べてみると切れ味と使いやすさが段違いです。
何より「職人の道具」に対しての憧れが最も強いですが、笑
なので切れ味はともかく、使いやすさと言う点では実は私もまだ使い慣れておらず実感が薄いです…。
ですが、幸い私の知人に「その道ウン十年のプロ」や「数々のコンペで受賞常連の稀代の若手職人」が居りますので、彼らにアドバイスを聞くことができます。
そうして得たノウハウをこれから更新していきたいと思います。
①基本的な持ち方
最初、見よう見まねで革包丁を引こうとすると余計な力が入りプルプルと震えてしまってはいないでしょうか。
特にまだ慣れていないのに直線ではなく、曲線や練習のないまま本番に望むときも、緊張して強張ってしまいますよね。
ですがちょっとしたコツさえつかめばそれも解消、すぐに慣れます。
まず持ち方。
刃が研がれ傾斜になっている面を内側にして右手で柄を握ります。
このとき、小指の第2関節付近の腹が刃の上にかかる程度、ついで薬指で柄の下部を包み、親指が柄の上部に覆いかぶさる様にします。
そして切り方。
包丁を押さえる下方向の力は親指で、手前に引くのは小指のみの力で十分です。
腕も手首も力は不要、リラックスした状態です。
革を断つ刃の位置は先端2/5くらいで、角度は付き過ぎないよう低く、自然に引ける程度を意識。
一方の左手では、型紙やものさしを当てた革をしっかりと、ズレないように押さえます。
銀面(表面)を表にし、その上に型紙を置いたら親指と小指で力み過ぎないように両端を押さえつけます。
このとき、革が傷付かない程度に粘着テープなどで固定するのもありです。
ズレてしまっては折角きれいに包丁が引けたとしても寸法もズレてしまうので、慎重に押さえたいところです。
これが簡単そうでちょっと難しい。
革に柔性があるので力加減を上手く調整しないと革が伸びてズレてしまいます。
けれど革1枚1枚、繊維や素材で力加減が変わるのでここら辺は「習うより慣れろ!」です!
これを教えて貰う前はプルプルと余計な力が入り、革のみならず下のマットまで切断する勢いでした…
ですが今はだいぶスルスルと切れるようになりました。
どうにかマットを新調しなくて良さそうです。
余計な力が入っていては道具の寿命を縮めることにもなるので、いち早く正しい技術を身につけましょう。
ということで今回はここまで。