ビッグコミックス連載
コミック: 160ページ
出版社: 小学館 (2020/2/12)
言語: 日本語
ISBN-10: 4098604779
ISBN-13: 978-4098604777
発売日: 2020/2/12
梱包サイズ: 18.2 x 12.8 x 1.4 cm
ツイッターのタイムラインを眺めていたらたまたま目についた漫画。
結論から言うと、
とても素敵で独特でユニークでとにかく面白い!
https://bigcomicbros.net/comic/vouivre_yousai/
こちらは掲載誌へのリンク(1話試し読みができます)。
以下、つらつらと感想。
まず、なぜ目についたかというと「皮の鞣しのシーン」が出てくるという書き込みを見たから。
私はアパレル関係の仕事に携わっており、皮革製品は特に好物。
はっきり言って鞣しの工程だなんてそんなマニアックなシーンが書かれることはまずないでしょう。
となるともう読むしかないのです!と、気付いたときにはポチっておりました。
そして翌日にはポストイン、相変わらずアマゾンは優秀。
だが購入後、日々の忙しさもあってかなかなかページを開かない日が続きました。
大人になると「読みたい!」と思って手に入れたとしても気分が乗らず、その後食指が動かないなんてことは間々あるもの。
しかしそんなお疲れ気味でも一度読み始めたら一気に読み勧めてしまいました。
まず絵柄が非常にチャーミング。
少し太めの線と表情豊かなキャラクター、細かく書き込まれつつも決してくどくない背景。
ファッションとファンタジーを見事に組み合わせた独特の世界観とストーリーは多くの人がすぐにはまり込むことでしょう。
ファッションを題材にしているだけあり、服装が日毎変わるのも見ていて可愛いし、思わず参考にしたくなります。
作者はおそらくファッションに精通している方なのでしょう。
読み勧めていくと知識だけでなく、興味愛情があることが伝わってくるようです。
そのため、昨今のファッションのあり方なんかにも気付かされるようです。
仕立て直しながら一生着られる特別な一着。
大量生産大量消費、シーズンや時々の流行、そんな大きな流れが有りつつもそれに流されることなく、特別な一着を仕立て上げること、オートクチュールのぬくもりやその魅力をとても強く感じます。
読了後、すぐクチュールにオーダーなんて流石にできないでしょうけど、その存在を感じ、いつかは…と夢が膨らみます。
それに市販の服であっても周りの評価に流されることなく、自分が気に入った1着を大切に、丁寧に手入れをしながら長く使いたい、そんな気持ちを思い起こしてくれました。
次巻は2020年1月発売予定、非常に楽しみです!